レンタカーでMT車は借りられる？　運転するときの注意点は？

■AT車とMT車の違い
車には、AT車とMT車の2種類があります。ATはオートマチックトランスミッション、MTはマニュアルトランスミッションを意味するのだとか。では、トランスミッションとは一体何なのでしょうか。

調べてみたところ、トランスミッションとは変速機のことだということがわかりました。タイヤの回転は、大きさの異なる歯車や滑車を組み合わせることで調節されているそうです。例えば、大きな歯車で小さな歯車を回すと、小さな歯車は「回転する速度」がアップしますし、逆に、小さな歯車で大きな歯車を回すと、大きな歯車の「回す力」が大きくなります。
そういえば、私が昔乗っていた自転車にも手動の変速機がついており、漕ぐスピードに合わせて変速機を調節していた記憶があります。漕ぎ始めは車輪を「回す力」が必要ですが、スピードが出てくると、今度は「回転する速度」が必要になります。そのため、変速機を調整することで、適した歯車の組み合わせを選ぶというわけです。

AT車の場合、この変速機の切り替えは自動で行われます。一方、MT車は運転者がシフトレバーを手動で操作することで変速機の段数が切り替わります。

■MT車の魅力とは？
私がこれまでに運転してきた車は、すべてAT車。MT車の運転はしたことがありません。ですが、以前、MT車を運転する友人の車に乗せてもらったことはあります。そのとき、友人はまだ免許を取り立てだったため、交差点で発進に失敗し、ドライブ中に何度かエンストを起こしていました。それを助手席で見ながら、「MT車の運転って、大変そうだな」「どうしてわざわざ操作の難しいMT車を選んだんだろう…」と感じたことを覚えています。

変速機を自動で調節してくれるAT車があるのに、どうしてあえてMT車を選ぶ人がいるのでしょうか。MT車には、どのようなメリットがあるのでしょうか。
MT車を運転している人によると、MT車には、「車を自分自身で操作している」という楽しさがあるといいます。「車が好き」「運転が好き」という人にとっては、自分の手で車を操作できるのは魅力的なことなのでしょう。
また、運転の仕方によっては、MT車のほうがAT車よりも燃費がよくなることもあるのだとか。MT車には、MT車にしかない魅力もあるのですね。

レンタカーの多くはAT車ですが、中にはMT車の貸し出しをしているレンタカー店もあります。MT車のレンタカーを借りたいときは、事前に問い合わせ・予約をしましょう。また、AT限定の運転免許の場合はMT車を運転できないのでご注意ください。

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