車についた擦り傷の修理方法を紹介します

愛車についた擦り傷は、自分で修理する方法と、業者に依頼する方法があります。なるべく費用を掛けずに修理するか、お金を掛けてでも綺麗に修復するかで検討しましょう。まずは、自分で修理するパターンと業者に依頼するパターンの違いをご覧ください。

■板金塗装業者に依頼する

愛車についた擦り傷を完璧に修復するには、板金塗装のプロにお願いしましょう。見た目には小さな傷かもしれませんが、元の状態に修理するとなると、専門技術が必要です。擦り傷といえども素人では綺麗に直せません。修理専用の機材を使用し、熟練の技術を使って直せる業者に依頼するのがベストです。擦り傷の修理を依頼できる業者は、以下の通りです。

・板金塗装工場
・ガソリンスタンド
・ディーラー
・中古車販売店
・車検専門店
・カー用品店

■自分で直す（DIY）

小さい擦り傷であれば、自分で修理して費用を抑えるのも一つの手です。バンパーやサイドステップの下側など、見えづらい場所であれば、タッチペンなどで簡易的に補修する方法もあります。特にバンパーの下側は、坂道や縁石に引っ掛けやすいため、何度も業者に修理へ出すと出費が重なります。ただし、目立つ箇所の修理については、初心者が手を出すにはリスクが大きいので、よく検討したうえで修理しましょう。

小さな擦り傷であれば「修理せずに放置しても大丈夫では？」と考えてしまいがちです。しかし、傷の程度によっては、塗装の劣化や錆の発生につながります。車に擦り傷がついてしまったら、自己判断せずに、修理のプロに相談してみましょう。擦り傷の放置によって、考えられるリスクを次の項で紹介します。

■擦り傷を放置するリスクとは？

擦り傷を放置することで考えうるリスクは、以下の通りです。早めに修理の相談をすることで、傷の進行を抑えられます。
・ボディーの撥水・親水効果が落ちる
・クリアコートが剥がれる
・錆や腐食が進行する
修理費用の問題などで、すぐに修理をできないという方は、タッチペンで露出した下地を簡易補修しておきましょう。

■擦り傷の修理はどこに相談すればよい？

擦り傷の修理について相談したいときには、複数の修理業者に聞いてみましょう。何件か聞いてみると、金額の妥当性が分かります。修理の仕上がりについては、サンプル写真などで確認できます。以下に、代表的な修理業者をご紹介します。

■板金塗装業者

車の修理を専門とする業者ですので、高い技術と豊富な知識があります。一部の板金塗装業者では、ディーラーの仕事も委託しているため、仕上りの良さは折り紙付きです。チェーン店と比べて、あまり宣伝をしていないため、口コミサイトなどの評判を参考にしましょう。

■ガソリンスタンド

大手ガソリンスタンドでは、給油や洗車以外にも、車検や傷の修理も行っています。給油中や洗車中に無料見積もりをしてくれますので、気軽に相談できるメリットがあります。比較的浅い擦り傷であれば、リーズナブルなクイックリペアという選択肢もあります。まずは、愛車についた傷の状態を相談してみましょう。

■ディーラー

新車販売をメインとするディーラーでも、傷の修理について相談できます。自社で修理する場合と、板金塗装業者に外注する方法があります。自社で板金設備を完備しているディーラーは、それほど多くないため、提携している下請け業者に委託する流れが一般的です。仕上がりに期待はできますが、外注する分、費用が割高になるというデメリットがあります。