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どちらがおすすめ?車用ワックスとコーティングの特徴を解説

 
どちらがおすすめ?車用ワックスとコーティングの特徴を解説

車用ワックスとコーティングの違いとは?

定期的な洗車に加え、ワックスをかける、あるいはコーティング施工することで愛車をより綺麗に維持することができます。今回は、ワックスとコーティングの違いと特徴について解説します。

目次

車用ワックスとコーティングの違いとは?

車用ワックスとコーティングの違いとは?

車を綺麗にしようと思ったとき、車用のワックスとコーティングの2種類を思い浮かぶのではないでしょうか? 車用ワックスとコーティング。言葉自体は知っていても、違いについては知らない方も多いのではないかと思います。ここでは、車用ワックスとコーティングの違いについて解説します。

■ワックスの特徴
ワックスは「固形タイプ」「半練りタイプ」「液体タイプ」の3種類に分けられます。研磨剤が配合されたワックスであれば、水垢や古いワックスの除去もできます。初心者でも簡単に艶を出しやすく、価格もリーズナブル、という特徴があります。
■コーティングの特徴
カーコーティングは、コーティング剤を塗装面に施工することで化学反応を利用して強靭な被膜を形成し、愛車を汚れや傷から守ります。コーティング剤の種類によって「ガラスコーティング」「ガラス系コーティング」「ポリマーコーティング」「セラミックコーティング」などに分けられます。

ワックスとコーティングのメリット・デメリットとは?

ワックスとコーティングのメリット・デメリットとは?

ワックスとコーティングの違いを理解していただいたところで、それぞれのメリットとデメリットを解説します。

■ワックスのメリット

カーワックスのメリットは、簡単に艶出しできる手軽さ。価格も安く、初心者でも簡単に施工できます。撥水効果で愛車のボディーを保護してくれ、ワックス特有の深みのある光沢感が出るのも魅力。世の中には、数え切れないくらいのワックスが発売されており、好みのワックスを探すのも楽しいものです。

■ワックスのデメリット

カーワックスは手軽に施工できる反面、雨や紫外線の影響を受けやすく、効果が長持ちしません。また、ワックスがガラスに流れ落ちることで、油膜の原因にもなります。これはワックスに含まれる油脂成分によるもので、ワックス特有のデメリットになります。さらに、研磨剤(コンパウンド)が配合されたワックスの場合、磨き方を間違えると、磨き傷の原因にもなります。

■コーティングのメリット
ボディーをコーティングすることで、紫外線や酸性雨など、さまざまな外的要因から塗装面を守ることができ、塗装の色あせも防ぎます。強靭なガラスコーティングを施工すれば、小傷などもつきづらくなるというメリットも。汚れがつきにくく、洗車で簡単に洗い流せるため、日々のお手入れが楽になります。

■コーティングのデメリット

仕上りの満足度が高いコーティングですが、ワックスよりも高価で、施工に専門的な知識が必要になる点がデメリットといえます。仕上がりの完成度を左右する、下地処理を丁寧に行わないと、コーティング自体の寿命が短くなることも。

輝きを長持ちさせるならコーティングがおすすめ

輝きを長持ちさせるならコーティングがおすすめ

車用のワックスとコーティングの違いや、メリットとデメリットを紹介してきましたが、結論として、おすすめしたいのはコーティング。ワックスは手軽ではありますが、効果が持続する期間が短いので、こまめなメンテナンスが必要になります。コーティングであれば、強固な被膜で塗装面を保護し、長期間輝きを維持することができ、汚れが落としやすい分、日々のお手入れも楽になります。次の項では、コーティングの種類ごとの特徴をご紹介します。

■ポリマーコーティング
高分子化合物のフッ素やテフロンが主成分で、比較的安価にコーティングの効果を体感できます。高い撥水効果や、高い艶出し効果がポリマーコーティングの特徴。ただし、ガラスコーティングと比べると、耐久性や効果の持続力は劣ります。

■ガラス系コーティング

樹脂系のコーティング剤に、ガラス繊維を含んだものをガラス系コーティングといいます。先ほどのポリマーコーティングよりも耐久性があり、長い期間艶のある輝きを維持します。ガラス成分を少しでも含んだものをガラス系コーティングと呼ぶため、ガラスコーティングとの線引きが曖昧で、少しだけ注意が必要です。

■ガラスコーティング

ガラス系コーティングとは違い、100%ガラス被膜を形成するコーティング剤のことをガラスコーティングいいます。強靭なガラスの被膜で、愛車を汚れや小傷から守ります。紫外線や酸性雨からも保護しますので、長期間新車のような輝きを維持したい方におすすめ。完成度が高い分、施工費用は割高になります。

■コーティングはどこに施工を依頼すればよい?

ワックスなどの簡易的なコーティングであれば、DIYでも施工できます。しかし、耐久性や仕上がりを考えると、やはりプロに依頼したほうが賢明でしょう。ここでは、コーティング施工してもらえる業者と特徴を紹介します。

・カーコーティング専門店

コーティングの専門業者に依頼すれば、愛車の塗装状況に合わせた施工方法やコーティング剤を選んで提案してくれます。費用は割高になりますが、仕上がり重視の方にはおすすめ。新車のような輝きが期待できます。

・ガソリンスタンド

ガソリンスタンドでも、コーティングに必要な専門技術を習得したスタッフが在籍している店舗があり、専門店に足を運ぶよりも、気軽に依頼することができます。店舗によって、コーティングメニューの内容、技術力に違いがありますので、まずは気軽に相談してみましょう。

・カー用品店

多種多様なコーティング剤を取り揃えるカー用品店であれば、手頃なコーティングから本格的なコーティングまで、幅広いラインナップから選べます。コーティング専門のスタッフが常駐している店舗なら、仕上りは折り紙つきです。

・ディーラー

新車販売専門のディーラーでは、新車購入と同時にオプションでカーコーティングをつけることができます。下地の状態が良好なため、新車の輝きを長期的に維持できる効果があります。仕上りの良さは専門店同様に期待できますが、費用は割高になります。

まとめ

まとめ

車用のワックスとコーティングの違いを解説してきましたが、仕上りの良さと耐久性を考えると、コーティングがおすすめといえるでしょう。コーティングであれば、長期的に美しい輝きを維持し、日々の手入れも楽になります。コスモのサービスステーションでは、カーコーティングの施工も行っています。気軽にお問い合わせください。
カーコーティングに関するご相談は、こちらからどうぞ。  

筆者プロフィール

筆者プロフィール

moto

1986年生まれ。自動車整備学校を卒業後、板金屋を経て地元の整備工場で整備士として働く。車業界歴は7年。国内外の乗用車からカスタムカーまで、様々な車を整備してきた知識と経験が強み。整備士を離れた現在は、ライターとして中古車の選び方などを中心にメディアへ出稿。週末は子供と一緒に釣りやアウトドアを楽しんでいます。

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