車を売るならやっておきたい！査定額アップのコツとは？

中古車の売却を成功させるには、いくつかのポイントがあります。車をよりよい条件で売りたいなら、ぜひ実践してみてください。

■複数のお店で査定を受ける
車の査定額は、お店によってかなり差があります。例えば、ある店舗では「値段がつかない」といわれた車でも、他のお店では数万円で買い取ってもらえることもあるのだとか。これは、お店によって買い取った車の販路に違いがあるためだといわれています。少しでも高く車を売りたいなら、複数の中古車買取店で査定を受け、その中で最も好条件のお店を選ぶとよいでしょう。また、インターネット上には複数の中古車買取店の一括査定が受けられるサイトもあるので、そういったものを利用してみるのもおすすめです。

■走行距離で査定額は変わる
車の査定額を決める要素に、「年式」や「走行距離」があります。車は、使うほど部品が劣化していき、不具合を起こしやすくなります。そのため、一般的に、古く走行距離が長い車ほど査定額が下がっていきます。

ところで、買い物をしていると、「1980円」「3980円」のような値札のついたものをよく見かけます。このような半端な数字は、少しでも消費者に安いと感じさせるためのものだといいます。たしかに、「1980円」は「2000円」とたったの20円しか変わりませんが、1000円台と2000円台というだけで、20円以上の差があるように感じます。

このことは、車を売るときにも応用できます。車の走行距離が「29000km」と「31000km」では、2000km以上の差があるように見えるものです。そのため、車を少しでも高く売るなら、走行距離が「50000km」や「100000km」などの大台に乗る前の売却がおすすめです。

■売る時期も査定額に影響する？
車を少しでも高く売りたいなら、売る時期も工夫してみるとよいでしょう。調べてみたところ、車は、1～3月と9～10月に高く売れる傾向があるといいます。というのも、この時期は1年の中でも最も車がよく売れ、中古車の需要も高まる時期だからだそうです。
ただし、その一方で、車の査定額は古く、走行距離が長くなるほど下がっていきます。そのため、「高く売れるはずだから…」と、1～3月または9～10月まで待つより、早めに車を売却したほうが高く売れることもあるようですのでご注意ください。

■車をきれいにしておこう
車を売るなら、査定前に車をきれいにしておきましょう。実際のところ、車の汚れは査定額に直接影響するわけではないそうですが、汚い車よりピカピカの車のほうが印象はよくなります。査定員の方に「この人は普段から車を大切に扱っているんだな」と思ってもらえて、結果的に査定額アップにつながる可能性も考えられます。ぜひ、査定前に洗車や車内の掃除をしておきましょう。

なお、車についた傷は、査定額ダウンの原因となることもあります。ですが、「査定額をアップさせたいから」といって、車の傷を修理するのはおすすめできません。たしかに、傷を修理したほうが査定額は上がるかもしれませんが、それよりも修理費のほうが高くつくことがほとんどです。中古車売却で損したくないなら、車の傷は修理せずにそのまま査定を受けるほうがよいでしょう。

■純正オプションは査定額アップにつながる
車好きな人の中には、「車の部品を取り外してカスタマイズしている」という方もいるでしょう。カスタマイズした車も素敵ですが、車を売却する際は必ずしも有利になるとは限りません。一般的には、純正オプションのついた車が高額査定となる傾向があります。そのため、純正オプションのついた車は積極的にアピールするとよいでしょう。また、取り外した純正オプションやパーツがある場合は、それも査定時に準備しておくと査定額アップが期待できます。

■メンテナンスノートを準備しておく
車をよりよい条件で買い取ってもらいたいなら、メンテナンスノートを準備しておくことも忘れずに。メンテナンスノートとは、これまで行ってきた車の整備について記録したものです。メンテナンスノートがあると、しっかりと整備をしてきたことが査定員の方にも伝わりやすく、査定額アップが期待できます。車を売るなら、ぜひメンテナンスノートを準備しておきましょう。

imarina

ライター。1987年生まれ。広島大学教育学部卒業後、教育現場で勤務しながらフリーライターとして旅行、暮らしなどに関する執筆を手がける。
趣味は旅行とアウトドア。現在の愛車は、トヨタ・パッソ。