車を借りたとき利用したい！「ドライバー保険」ってどんなもの？

■自動車保険とは
車を運転していて事故を起こすと、ケガをした人への治療費や慰謝料、壊した車の修理費など、多額の損害賠償を求められることがあります。このような損害を補償してくれるのが、自動車保険です。車を所有したら、事故に備えて自動車保険にしっかりと加入しておきましょう。

■自賠責保険の補償内容
自動車保険には、自賠責保険と任意保険の2つの種類があります。自賠責保険は、加入が義務づけられている保険で、無加入の車は運転することができません。
自賠責保険で補償される内容は、以下のとおりです。
・相手をケガさせたときの治療費や休業損害、慰謝料など（最高120万円）
・相手の後遺障害に対する慰謝料など（最高3000万円～4000万円）
・相手を死亡させたときの葬儀費や慰謝料など（最高3000万円）

このように、自賠責保険は、事故の相手がケガや死亡した場合の損害賠償額のみを補償するものであり、壊れた物や自分自身のケガなどに対しては補償してくれません。

■任意保険の補償内容
任意保険は、自賠責保険では補償できない内容を補う自動車保険です。任意保険の補償内容には、
・対人賠償（事故の相手に対する補償）
・対物賠償（相手の車や物に対する補償）
・人身傷害（自分や同乗者に対する補償）
・車両保険（自分の車に対する補償）
などがあります。任意の自動車保険に加入する際は、これらの中から必要な補償とその限度額を選択することになっています。

■任意保険は、運転者の範囲によって補償される範囲が異なる
任意保険では、「運転者限定特約」や「運転者年齢条件」というものがあります。例えば、「運転者限定特約」では、運転者を「本人のみ」「家族のみ」「限定なし（誰が運転してもOK）」などの中から選びます。また、「運転者年齢条件」では、補償が適用される運転者を「21歳以上」「26歳以上」「35歳以上」「年齢を問わない（どの年齢の方が運転してもOK）」などから選ぶようになっています。

任意保険の保険料は、リスクの大きさによって決まります。つまり、運転者の範囲が絞られるほど事故のリスクは小さくなるため、保険料は安くなるということ。任意保険に加入するときは、運転者の範囲を適切に設定しましょう。

ドライバー保険は、友人などに借りた車を運転する際に役立つ自動車保険です。ドライバー保険に加入しておけば、車を借りるあなたも車を貸してくれる方も安心です。車を借りる機会の多い方は、ぜひドライバー保険の加入をご検討ください。

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