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うっかり擦った車の傷、自分で直す?業者に相談するべき?

 
うっかり擦った車の傷、自分で直す?業者に相談するべき?

車を擦ったときの対処法とは?

車を擦ったときにできる傷は、意外と目立つものです。特に、車のバンパーやドアなどは、狭い道路や駐車場でぶつけやすいパーツです。今回は、車を擦ったときの対処法をご紹介します。

目次

どんな場面で車を擦ってしまうのか?

どんな場面で車を擦ってしまうのか?

毎日運転する方なら特に、避けられないのがこすり傷です。車を擦ったときの対処法の前に、どんなシーンで車を擦ってしまうのか、チェックしておきましょう。

■狭い道を走行するとき

住宅密集地や狭い抜け道などで、対向車とのすれ違い時に擦った経験は、誰しも一度はあるのではないでしょうか?狭い道での幅寄せ時や、右左折する際は十分注意しましょう。

■駐車中

狭い駐車場に車を停める場合は、車を擦りやすいので要注意です。自宅の駐車スペースが狭いケースなどでは、自転車や荷物で擦ってしまうこともあります。駐車スペースの間隔が狭い、コインパーキングなども注意が必要です。

■段差を乗り越えるとき

歩道の縁石を乗り越えるときに、バンパーやアンダーカバーを擦ってしまうことがあります。運転席からは見えづらい場所ですので、擦ったことに気づきづらい傷です。

■飛び石などの飛来物との接触

走行中は、「飛び石」「砂ぼこり」「ゴミ」といったさまざまな飛来物に接触します。風の強い日は特に、飛来物の影響を受けやすいので傷がつきやすくなります。砂で擦ったような傷は、特に黒系のボディーカラーの場合、目立ってしまいます。

傷は放置しても大丈夫?車を擦ったときの対処法を解説

傷は放置しても大丈夫?車を擦ったときの対処法を解説

軽く擦った程度の傷であれば、車に及ぼす影響は大きくありません。しかし、傷の深さによっては劣化の心配があります。主に鉄でできている車の車体は、空気に触れることで錆びついていきます。見た目には小さな傷でも、放置すると徐々に酸化が進行し、茶色い錆が発生します。そこからさらに放置し続けると、ボディーに穴が開く恐れもあります。自己判断するのではなく、まずは板金塗装のプロに相談しましょう。はじめは小さな傷でも、放置すると修理代も高くなるので要注意です。

■傷を放置することで発生するリスク

車を擦ったときについた傷は、以下のようなリスクが懸念されますので、早めの修理をおすすめします。

・塗装面の撥水・親水効果が落ちる
・クリアコートの剥がれ
・錆や腐食

軽く擦った程度の小さな傷であれば、タッチペンで修復することも可能ですが、余計に傷の箇所が目立つ可能性が高いので、一時的な補修として使用しましょう。

擦ってできた傷は修理のプロに相談しよう

擦ってできた傷は修理のプロに相談しよう

「擦った程度の傷ならそのままにしておこう」と自己判断せず、まずは修理のプロに相談しましょう。意外と勘違いしがちなのが、小さな傷であれば、修理箇所もわずかな部分で済むという認識です。実際には、実車の色に合わせるため、傷の周辺も塗装します。どの程度の完成度を求めるかによっても、修理費用が変わります。傷の修理を相談する際は、板金塗装業者、ディーラー、ガソリンスタンドなど、複数の店舗で相見積もりを行うことをおすすめします。サンプル写真などで、仕上がり具合を確認し、金額とのバランスを比較して検討しましょう。以下に、業者ごとの特徴を紹介します。

■ディーラー

新車を販売するディーラーでも、傷の修理はできます。しかし、主に車の販売に主軸を置いており、自社で板金設備を完備しているディーラーは多くありません。提携している下請けに外注しているケースがほとんどで、その分、修理費用も割増しになります。しかし、ディーラーという看板を背負っていますので、仕上りにこだわりたい方にはおすすめです。

■板金塗装業者

板金塗装を専門とする業者ですので、高い技術力と豊富な知識が特徴です。ディーラーの仕事を請け負う業者もあり、信頼と実績のある業者選びがポイントです。ただし、一般ユーザー目線では技術力を確認する方法が難しく、口コミや修理実績をリサーチする必要があります。また、職人気質な板金屋も多く、サービスの質にムラがある点も否めません。

■ガソリンスタンド

全国展開しているガソリンスタンドであれば、傷の修理も対応してくれます。給油中や洗車中に見積もりを依頼できますので、気軽に修理の相談ができます。車を軽く擦った程度の傷であれば、リーズナブルなクイックリペアという選択も可能です。わざわざ板金屋を探す必要もありませんので、手軽に相談したい方におすすめです。

まとめ

まとめ

車を軽く擦った程度だと、修理をするかそのまま放置するか悩みます。擦った部分の傷の深さによっては、錆や腐食の原因になります。酸性雨や、海辺の地域の塩害によって、劣化の進行が早まります。そのまま傷を放置せずに、修理のプロに相談しましょう。コスモのサービスステーションでは、給油や洗車の合間に無料見積もりができます。お気軽にご相談ください。
キズ・ヘコミに関するご相談は、こちらからどうぞ。  

筆者プロフィール

筆者プロフィール

moto

1986年生まれ。自動車整備学校を卒業後、板金屋を経て地元の整備工場で整備士として働く。車業界歴は7年。国内外の乗用車からカスタムカーまで、様々な車を整備してきた知識と経験が強み。整備士を離れた現在は、ライターとして中古車の選び方などを中心にメディアへ出稿。週末は子供と一緒に釣りやアウトドアを楽しんでいます。

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