傷と汚れから守る、ボディコーティングの効果を徹底検証

ボディコーティングの効果は、見た目の美しさだけではありません。それでは、ボディコーティングにはどんな効果があるのか、元ガソリンスタンド勤務の筆者が詳しく解説します。

■汚れがつきにくくなる

水弾きが良くなることで、泥汚れや砂ぼこりが落ちやすくなります。コーティング被膜で汚れがつきにくい分、簡単な水洗いだけで綺麗にできます。ほこりや花粉など、軽く付着した程度の汚れであれば、雨の日に洗い流す効果も期待できます。

■傷がつきにくくなる

強度のあるガラスコーティングを施工すれば、飛び石や砂ぼこりといった、自然についてしまう傷からボディを守ります。爪でひっかきやすい、ドアノブ周りの傷もつきにくくなります。

■水垢やウォータースポットがつきにくくなる

水はけの悪いボディだと、雨上がりなどに水垢やウォータースポットが付着しやすくなります。イオンデポジットとも呼ばれ、雨に含まれるミネラルや油分が主な原因です。一度付着すると除去が難しいため、ボディコーティングで塗装面を保護しておきましょう。

■紫外線から塗装を守る

太陽光の紫外線は、塗装面に悪影響を及ぼすため、ボディコーティングで保護しましょう。特に、濃色車は、紫外線の影響で白っぽくなりやすいので、こまめなメンテナンスが必要になります。

■車買取時の査定価格が上がりやすい

ボディコーティングを施工することで、新車の輝きを維持できます。コーティング被膜の効果で、色あせしづらく、傷もつきにくくなります。ボディのコンディションが良いということは、査定時の評価が高くなるため、高価買取が期待できます。こまめなボディコーティングは、コストパフォーマンスの高いメンテナンスといえるでしょう。

ボディコーティングを一度施工すれば、半永久的に効果が持続する訳ではありません。定期的にメンテナンスを行い、ボディコーティングの寿命を延ばしましょう。ボディコーティング施工後のメンテナンスの頻度について説明します。

■ボディコーティング施工後の洗車の頻度とは？

ボディコーティングのメンテナンスは、ボディカラーで頻度が変わります。特に黒や紺色などの濃色車は、ウォータースポットや雨染みが残りやすいので、こまめに手入れをしましょう。

【ボディコーティング後のメンテナンスの頻度】

屋外駐車（淡色車）・・・月2回
屋内駐車（淡色車）・・・月1回

屋外駐車（濃色車）・・・週1回
屋内駐車（濃色車）・・・月2回

■新車にもボディコーティングをした方がよい？

「新車は綺麗だから不要では？」と思うかもしれませんが、新車にもボディコーティングは効果的です。塗装面のコンディションが良い新車だからこそ、ボディコーティングの施工にはうってつけです。下地処理に手間が掛かるほど、施工時間も費用も割高になります。小傷や水垢が付着する前に、ボディコーティングを相談しましょう。