車は下取りよりも買取りに出すほうがお得って本当？

車は下取りに出す？買取りに出す？

車を売るときは、下取りと買取りの2つの選択肢があります。車を手放したいとき、下取りと買取りのどちらのサービスを利用するとよいでしょうか。

目次

車を買い替えるときの「下取り」って何？
下取りと買取り、どっちにしよう…
まとめ
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車を買い替えるときの「下取り」って何？

■車の下取りとは
下取りとは、何か新しいものを購入するときに、それまで使っていた中古品をお店が買い取ってくれるというサービスのこと。車のディーラーや家電量販店、紳士服店など、さまざまなお店で下取りサービスを行っているので、「下取りを利用したことがある」という人もいらっしゃるのではないでしょうか。

■下取りでお店は損しないの？
テレビ通販の番組で、販売員の方が「どんな古い商品でも、○万円で下取りします！」と話しているのを耳にすることがあります。「どんな古いものでも○万円で買い取ってくれるなんてすごいね。お店は赤字じゃないのかな」と夫に話してみると、彼は、「下取りは、お店側が買い手の購買意欲を高めるために行っている、値引きの代わりのようなものだ」といっていました。

たしかに10万円のものを購入するとき、「2割引」も「古い商品を2万円で下取り」も、新しい商品の実質の値引き額はどちらも2万円。でも、なぜか「古い商品を2万円で下取り」がお得に感じます。それは、「今まで使っていた中古品が、処分する手間も省ける上、2万円もの高額で買い取ってもらえるなんてお得！」という消費者心理のせいかもしれません。

■車の下取りに必要な書類は？
車を下取りに出すときは、次の書類が必要です。
・車検証
・自賠責保険証明書
・自動車税納税証明書
・印鑑登録証明書（2枚）
・実印
・リサイクル券
車の下取りサービスを利用する場合は、これらの書類を準備しておいてください。なお、このうち、車検証と自賠責保険証明書は、運転する際に携帯する義務があるため、車のダッシュボードなどに保管されていることが一般的です。

下取りと買取り、どっちにしよう…

■車の買い替えがない場合は、下取りは不可
車の下取りは、車の購入時に行われるサービスです。そのため、「車の買い替えを検討している」という方は下取りを利用できますが、「車が必要なくなったので手放したい」「すでに新車を購入済みで、古い車の処分だけしたい」という方は下取りを利用することはできません。このような場合は、下取りでなく買取りを利用しましょう。

■車の買取り金額はお店によってかなり異なる
みなさんは、中古車買取を利用したことがありますか。実は、車の買取り額はお店によってかなり異なるんです。例えば、あるお店で30万円といわれた車でも、別のお店では45万円の査定額になることもあるのだとか。どうしてお店によって買取りの査定額がこんなに異なるのでしょうか。

それは、お店によって買い取った車の販路に違いがあるためです。例えば、古すぎて日本国内での販売が難しい中古車でも、海外では高く売れることもあるといいます。そのため、国内にしか販路がない中古車買取店より、海外にも販路のある中古車買取店のほうが高額査定を期待できます。

このように、車の買取り価格はお店によってかなり差があります。車を少しでも高く買い取ってほしいときは、複数の業者に査定を依頼し、その中で最もよさそうな業者を選ぶようにしましょう。

■下取りのメリットは、手間がかからず簡単なこと
お店によって査定額が異なる中古車買取に対し、下取りはどこの店に依頼してもほとんど変わりません。例えば、「あるディーラーでは下取り価格が15万円だったが、別のディーラーには20万円といわれた」という場合でも、「20万円で下取り」というディーラーは、「15万円で下取り」というディーラーよりも、新しい車本体の値引きが5万円少ないかもしれません。このように、新しい車の購入時に支払う総額で考えてみると、どちらも差がないということがほとんどのようです。

車を買取りに出すときは、どのお店が最も高額査定かを調べたり、よりよい条件で車を買取ってもらうために交渉したり、何かと手間がかかるものです。しかし、下取りであれば、このような手間がかからないので楽チンですね。

■下取りよりも買取りのほうが得することが多い
手間がかからないのが下取りの大きなメリットですが、「多少手間をかけてでも、できるだけ高く車を買取ってもらいたい」という場合は、下取りでなく買取りを利用するのがおすすめ。基本的に、ディーラーでの下取り価格は最低限のものであり、中古車買取に出せばより高く買い取ってもらえる可能性があります。少しでもお得に車を売りたい方は、ぜひ中古車買取に挑戦してみてください。