あなたは大丈夫？自動車保険が失効する条件と対処法とは？

自動車保険に加入していたとしても、保険料を滞りなく納めていなければ、いざという時に保険会社は補償してくれません。万が一、うっかり保険料の支払いを忘れてしまった時のために、保険会社では「猶予期間」を設けています。「猶予期間があるなら安心」と油断せず、必ず所定の期間中に保険料を支払うよう、心掛けましょう。では、どういった場合に自動車保険を失効してしまう可能性があるのか、次の項でご紹介します。

■自動車保険を失効する条件と対処法

自動車保険の支払方法でもっともポピュラーな、「月払い」にしている方は、以下の点に注意しましょう。

・引き落とし用口座の残高不足による未払い
・コンビニ払い、払込票に設定して期日までに入金をしない

うっかりとはいえ、上記の理由で保険料の支払いが滞ると、保険の契約が自動的に失効してしまいます。未払いの保険料については、期日までに一括で支払うことになりますので、遅滞なく支払いましょう。

うっかりミスで自動車保険を失効したまま車を運転してしまい、事故を起こしてしまったときの対応が気になるところです。猶予期間中に定められた期日までに保険料を支払うことで、補償を受けられます。しかし、気づかないまま猶予期間を超えた場合はどうなるのでしょうか？次の項で詳しく解説します。

■要注意！自動車保険を失効したら補償を受けることができない

うっかり猶予期間まで過ぎてしまうと、自動車保険の契約が自動的に解除になり、その効力がなくなります。保険の契約が解除になると、当然補償を受けられません。強制保険となる、自賠責保険で対応できる範囲でしか、補償されない点ので十分注意しましょう。自賠責保険での補償の上限は死亡事故の場合は3,000万円、後遺障害の残る事故の場合でも4,000万円までですので、自動車保険の失効は確実に避けましょう。また、一度失効してしまうと、新規で加入する際に等級を引き継げない可能性があります。自動車保険を月払いにしている方は、支払日の残高不足には気をつけましょう。