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カーコーティングの効果は施工法で変わる!種類別の効果を解説

 
カーコーティングの効果は施工法で変わる!種類別の効果を解説

カーコーティングって効果あるの?コーティングの違いによる効果をご紹介

カーコーティングを施工すれば、新車のような美しい輝きが期待できます。カーコーティングの効果を最大限に発揮するには、どんなことに注意すれば良いのでしょうか?カーコーティングの種類別の効果を紹介します。

目次

施工法で変わるカーコーティングの効果とは?

施工法で変わるカーコーティングの効果とは?

どんなに性能の優れたカーコーティングでも、施工法を間違えば効果は薄れます。ボディー表面に、樹脂やガラスでコーティングするため、被膜が均一に覆われている必要があります。カーコーティングに塗りムラがあると、水弾きにも悪影響を及ぼしますので、効果を最大限に生かす施工が重要です。次の項では、カーコーティングのキモとなる、水弾きの効果について解説します。

■撥水性コーティングと親水性コーティングの違いとは?

まずは、カーコーティングの基本となる、水弾きの種類について覚えておきましょう。水の弾き方は「撥水」と「親水」の2種類あり、撥水は水玉になってボディー表面を転がり落ちます。もう一方の親水は、水がボディー表面を滑りながら流れ落ちる性質があります。一目でカーコーティングの効果を体感できるのが、水弾きの良い撥水コーティングです。汚れとともに洗い流してくれる親水コーティングは、メンテナンスを楽に行いたいユーザーにおすすめなカーコーティングと言えるでしょう。

意外と知らない、カーコーティング剤の種類と特徴

意外と知らない、カーコーティング剤の種類と特徴

カーコーティングの弾き方を理解していただいたところで、より具体的にカーコーティングの種類について解説します。大きく分けて4つに分類できますので、それぞれの特徴や効果を紹介します。好みや費用に応じて、カーコーティングを検討しましょう。

■油脂系コーティング

カーコーティングの中でもっともポピュラーなのが、油脂系のコーティング剤です。いわゆるカーワックスのことで、安価で手軽に施工できることから、長年車好きに親しまれています。手軽で簡単に艶出し効果がありますので、カーコーティング初心者におすすめです。しかし、傷消し効果や保護性能はありませんので、こまめなメンテナンスが必要です。塗りムラがあると、かえってシミや艶出し不良の原因になるので注意しましょう。

■樹脂系コーティング

樹脂系のカーコーティングには、「シリコン」「フッ素」「テフロン」といった有機化合物(ポリマー)が使われています。分子同士が化学反応を起こすことで、塗装面に強力な被膜が形成されます。この強い被膜は、アスファルトの油脂汚れや、ススなどから守る効果があるのです。汚れだけでなく、傷からも塗装面を守ってくれる、万能なカーコーティングと言えるでしょう。

■ガラス系コーティング

ガラス成分が含まれているタイプのカーコーティングが、ガラス系コーティングの特徴です。耐久性、艶出し効果ともに優れたカーコーティングで、汚れの付着や傷から塗装面を守ります。油脂系、樹脂系コーティングよりも艶出し効果が高に期待できますが、ガラスの含有量によって効果が左右されるため、施工前に使用するコーティング剤を確認しておきましょう。

■ガラスコーティング

カーコーティングの中でも、最高の強度を持つのがガラスコーティングです。その名の通り、ガラスを主成分としており、塗装面に高密度のガラス被膜を形成し、汚れや傷から守ります。一度施工すれば、塗装面から剥がれづらいメリットため、強度と耐久性に定評があります。車の大きさにもよりますが、数万円~10数万円と、費用が高額になるのがデメリットと言えるでしょう。

カーコーティングで期待できる効果は3つ

カーコーティングで期待できる効果は3つ

カーコーティングの効果を最大限に発揮できれば、新車を末永くキレイな状態で保てます。カーコーティングの種類によっては、何万円もする高額な費用が必要になります。しかし、その分、新車時のような美しい輝きや、ボディー表面を保護する効果に期待できます。カーコーティングを施工することで、得られる効果を3つほどご紹介したいと思います。

■汚がつきにくく、落ちやすくなる

ボディーにカーコーティングを施工することで、油汚れやホコリから塗装面を守ります。汚れがつきにくくなるだけでなく、洗車時に汚れが落ちやすくなる効果もあります。撥水コーティング、親水コーティングともに、水はけがよくなるため、雨上がりのウォータースポットを防ぐ効果もあるのです。

■ボディー表面の保護

普段、屋外駐車場に車を保管している方は、「酸性雨」「紫外線」「黄砂」などに注意です。これらは塗装面を劣化させますので、カーコーティングで保護しましょう。色あせや輝きを損なう原因は、強い紫外線や酸性雨が原因となります。また、ボディー表面に黄砂や砂ぼこりが堆積したままだと、線傷の原因にもつながります。強度に定評のある、ガラスコーティングなどで愛車を守りましょう。

■ボディー表面の艶出し効果

カーコーティングの魅力と言えば、新車のような輝きを手に入れられることではないでしょうか。カーコーティングを施工すれば、失った光沢感を取り戻せますので、満足度が高いアフターメンテナンスの一つと言えます。

まとめ

まとめ

カーコーティングの効果は、車の塗装面を長持ちさせるだけでなく、日々の洗車が楽になる効果もあります。定期的にメンテナンスを行えば、末永く新車のような輝きを持続できます。効果を最大限に発揮するために、コーティングのプロにまずは相談しましょう。
カーコーティングに関するご相談は、こちらからどうぞ。  

筆者プロフィール

筆者プロフィール

moto

1986年生まれ。自動車整備学校を卒業後、板金屋を経て地元の整備工場で整備士として働く。車業界歴は7年。国内外の乗用車からカスタムカーまで、様々な車を整備してきた知識と経験が強み。整備士を離れた現在は、ライターとして中古車の選び方などを中心にメディアへ出稿。週末は子供と一緒に釣りやアウトドアを楽しんでいます。

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