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自動車保険、レジャーと通勤どっちを選ぶ?保険料に影響はある?

 
自動車保険、レジャーと通勤どっちを選ぶ?保険料に影響はある?

自動車保険の「レジャー」と「通勤」って?

自動車保険に加入する際、車の使用目的について「通勤用かレジャー用か」を申告することになります。どちらを選ぶとよいのでしょうか。また、通勤用かレジャー用かで、自動車の保険料は変わるのでしょうか。

目次

自動車保険の「使用目的」とは

自動車保険の「使用目的」とは

■自動車保険の使用目的は3種類
自動車保険を契約するとき、契約者の年齢や運転免許証の色など、さまざまな情報を申告することになっています。その中の一つに、車の「使用目的」も含まれています。自動車保険の契約時には、車の使用目的を次の3つの中から選択します。
・日常・レジャー
・通勤・通学
・業務

■レジャー?通勤?選ぶ基準は?
家庭で使用する車の場合、自動車保険の使用目的は基本的に「日常・レジャー」か「通勤・通学」のどちらかになります。このうちどちらを選ぶとよいのでしょうか。
「通勤には車を使っていない」という人であれば、迷わずに「日常・レジャー」を選択できるでしょう。ですが、「通勤でもレジャーでも車を使っている」という場合は、どちらの使用目的を選べばよいのか迷ってしまいますよね。

調べてみたところ、自動車保険の使用目的の選び方については、ある程度の基準が設けられているようです。一般的には、平均で月に15日以上(または週に5日以上)通勤や通学で車を運転する場合は「通勤・通学」、通勤や通学に車を使用していたとしても、それが月に15日未満の場合は「日常・レジャー」を選ぶとよいとのこと。なお、使用目的の決め方は、「家族の通学のための送迎の場合は、「通学」でなく「日常・レジャー」を選ぶ」など、保険会社によって異なることもあるので、まずは契約する保険会社のルールを確認してください。

レジャーと通勤で保険料は異なる?

レジャーと通勤で保険料は異なる?

■保険料はリスクの高さによって決まる
自動車保険を契約する際に、なぜ使用目的の申告が必要なのでしょうか。それは、車の使用目的によって保険料に差があるためです。

そもそも、自動車保険の保険料はリスクの高さに応じて決められているといいます。例えば、運転免許を取得したばかりの初心者ドライバーは、交通事故を起こす可能性が高いので、保険料が高く設定されます。反対に、長年交通事故を起こしていない優良ドライバーは、事故リスクが低いため保険料が安くなります。このように、自動車保険では、補償を受ける可能性に応じて合理的に保険料が決められているのですね。

■通勤のほうがリスクが高いため保険料も高くなる
使用目的で保険料が変わるとはどういうことでしょうか。使用目的が「日常・レジャー」と「通勤・通学」では、「通勤・通学」のほうが運転の頻度や年間走行距離が多くなる傾向があるため、その分リスクも高くなると考えられます。そのため、使用目的を「通勤・通学」にすると、「日常・レジャー」の場合よりも保険料が高くなります。

では、使用目的の違いによって保険料はどれくらい変わるのでしょうか。自動車保険の保険料を簡単に算出してくれるウェブサイトがあったので、試しに見積もりを受けてみました。すると、そちらの保険会社の場合、使用目的を「日常・レジャー」にしたときの保険料は、「通勤・通学」としたときより十数パーセント安くなっていました。

■「日常・レジャー」に設定していた場合、通勤中の事故は補償されない?
私の場合は、車を通勤にも使っていますが、通勤での使用は平均すると月に15日未満であるため、自動車保険の使用目的は「日常・レジャー」に設定しています。では、使用目的が「日常・レジャー」となっている場合、もしも通勤中に交通事故を起こしてしまったら、その事故に対して補償を受けられないのでしょうか。

調べてみたところ、使用目的が「日常・レジャー」になっているからといって、通勤中の事故について補償されない、なんてことはないそうです。申告している使用目的以外のときの事故でも、補償は受けられるのでご安心ください。

ここで、「実際は月に15日以上通勤に車を使っているけれど、保険料の安い『日常・レジャー』を選んでおけばよいのでは?」と考える方もいらっしゃるかもしれません。でも、それは絶対NGです。もし、事故を起こしたときに、申告していた使用目的が実際と異なることが判明すると、十分な補償が受けられなくなってしまうかもしれません。自動車保険を契約するときは、正直に使用目的を申告するようにしましょう。

■使用目的に変更があれば保険会社に連絡しよう
「転職し、車通勤から電車通勤に変わった」「育児休暇が終わって仕事復帰し、車で通勤を始めた」など、ライフスタイルの変化によって車の使用目的が変化することもあります。そのようなときは、自動車保険の車の使用目的も変更が必要です。お早めに、契約している保険会社に申告するようにしてください。

まとめ

まとめ

自動車保険では、契約時に車の使用目的を「日常・レジャー」「通勤・通学」などから選択することになります。通勤でもレジャーでも使用する車の場合、選ぶ基準は、「月に15日以上通勤に使っているかどうか」。もしもの事故のときに補償を受けるため、ご自身の車の使い方に合った使用目的を申告してください。

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筆者プロフィール

筆者プロフィール

imarina

ライター。1987年生まれ。広島大学教育学部卒業後、教育現場で勤務しながらフリーライターとして旅行、暮らしなどに関する執筆を手がける。
趣味は旅行とアウトドア。現在の愛車は、トヨタ・パッソ。

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