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カーコーティングで傷は消せる?傷の種類ごとの施工方法を紹介

 
カーコーティングで傷は消せる?傷の種類ごとの施工方法を紹介

傷消し効果のあるカーコーティングとは?最適な選び方をご紹介

カーコーティングで、愛車についた傷を消せるのでしょうか?世の中には、さまざまカーコーティングが存在します。本記事では、傷の種類ごとの対応や、カーコーティングの施工方法を解説します。

目次

カーコーティングで消せる傷はどんな傷?

カーコーティングで消せる傷はどんな傷?

カーコーティングといえば、施工することで新車のような輝きを手に入れられます。また、うっかりつけてしまった傷の修復にも、カーコーティングがよく検討されます。「どんな傷もカーコーティングで消せるの?」と期待する方も少なくありませんが、カーコーティングで消せる傷は限られます。では、一体どんな傷がカーコーティングで消せるのでしょうか?そんな疑問にお答えしていきます。

■カーコーティングで消せない傷とは?

カーコーティングは、塗装面の保護と艶出し効果が主な役目ですので、傷消し効果が期待できるケースは限られます。塗装の奥深くまで入った傷や、下地が露出したような傷の場合、カーコーティングでは手に負えません。以下のケースでは、カーコーティングの傷消し効果が期待できませんので、修復するには板金修理が必要です。

・ぶつけて塗装面が剥がれている傷
・下地が露出した深い傷
・つめで引っかかる程度の傷

■カーコーティングで消せる傷とは?

今回の本題でもある、カーコーティングで消せる傷は以下のケースとなります。洗車や走行中についた浅い傷であれば、カーコーティングでも消せます。ただし、傷を完全に修復するというよりは、コーティング被膜で「傷を目立たなくする」といった意味合いになります。

・こすれば落ちるような薄い傷
・コーティングの磨き傷や拭き上げ時のタオル傷
・洗車機の磨き傷

上記のような薄い傷であれば、カーコーティングでも傷消し効果に期待できます。塗装面が剥がれるほどの傷については、カーコーティングでは修復不可能ですので、必要に応じて板金修理を検討しましょう。

車についた傷を消すためのおすすめカーコーティング

車についた傷を消すためのおすすめカーコーティング

一口にカーコーティングといっても、「カーワックス」「ガラスコーティング」「ポリマーコーティング」といったように、種類はさまざまです。世の中にたくさんあるカーコーティングの中でも、傷消し効果のあるコーティング剤は限られます。そのため、予備知識のないままカーコーティングを行うと、思っていた効果が得られない可能性があります。手軽に施工できるカーワックスやポリマーコーティングは、ボディーの艶出し効果はあるものの、傷消し効果や塗装面の保護には向きません。次の項では、傷消し効果のあるカーコーティングの種類を解説します。

■傷消し効果あるカーコーティングとは?

気になる小傷や洗車による磨き傷などを修復する場合は、適切なカーコーティングを選びましょう。一般的なカーコーティングの中から、「ガラスコーティング」と「セラミックコーティング」の2種類をご紹介します。

・ガラスコーティング

薄くついた程度の傷であれば、ガラス被膜をボディーに施工することで、傷を目立たなくできます。薄いガラス被膜が塗装面の凹凸を埋めることで、新車のような輝きを取り戻します。また、硬化型のガラス被膜をボディー表面に覆うことで、長期間傷がつきにくくなります。汚れも付着しにくいため、日々のメンテナンスが楽になるメリットもあります。このように、ガラスコーティングには高い効果が期待できますが、施工には丁寧な下地処理や熟練した技術が必要です。

■メリット

・ガラス被膜により新車のような仕上がり
・塗装面の耐久性、防汚性能、耐紫外線性能に期待できる

■デメリット

・カーワックスなどと比べて施工費用が高い
・施工に時間が掛かる

・セラミックコーティング

セラミックコーティングは、ガラスコーティングよりも強度が高いカーコーティングです。一度セラミックコーティングを施工すると、専用の除去剤でないとコーティング剤を剥がせません。コーティング剤にセラミック分子化合物を含んでいるため、傷消し効果や塗装面の保護効果は絶大です。長期間、厚みのある被膜でボディー表面を保護したい方に、おすすめのカーコーティングです。

■メリット

・傷や汚れがつきにくくなる
・長期間、新車のような輝きや保護効果に期待できる

■デメリット

・施工費用が高額

「施工費用はなるべく抑えたい」「手軽に傷を消したい」という方は、カー用品店などで販売しているコンパウンドを使用してみましょう。コンパウンドで気になる箇所を磨き、その後カーワックスやガラス系コーティング剤で艶出しを行います。プロが施工するカーコーティングよりも耐久性は劣りますが、一定の傷消し効果に期待できます。セルフコーティングにチャレンジしてみたい方は、是非ともトライしてみてください。

まとめ

まとめ

ボディーについた傷が薄ければ、カーコーティングでも修復できます。傷の凹凸部にコーティング剤を施工することで、見た目には新車のような輝きを取り戻します。カーコーティングでは修復不可能な傷もありますので、気になる方は、カーコーティングのプロに相談しましょう。コスモのサービスステーションでは、カーコーティングの相談を随時受け付けております。
カーコーティングに関するご相談は、こちらからどうぞ。  

筆者プロフィール

筆者プロフィール

moto

1986年生まれ。自動車整備学校を卒業後、板金屋を経て地元の整備工場で整備士として働く。車業界歴は7年。国内外の乗用車からカスタムカーまで、様々な車を整備してきた知識と経験が強み。整備士を離れた現在は、ライターとして中古車の選び方などを中心にメディアへ出稿。週末は子供と一緒に釣りやアウトドアを楽しんでいます。

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