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車検と同時に名義変更をする方法と必要な書類とは?

 
車検と同時に名義変更をする方法と必要な書類とは?

車検と一緒に名義変更するときに必要な書類とは?

車検のときに名義変更を済ませてしまえば、二度手間にならず効率的です。車検時に自分で名義変更をする場合は、どんな書類が必要なのでしょうか?今回はそんな疑問にお答えします。

目次

車検のときに名義変更を申請する場所はどこ?

車検のときに名義変更を申請する場所はどこ?

車の名義変更をする場所は、車検の手続きと同じ陸運局です。一見すると、市区町村の役場で変更できそうなイメージですが、車検証に記載されている内容を変更するときは、陸運局で手続きを行います。また、車検と同時に名義変更をする際は、車検前に名義変更を行ってから、車検の更新を行います。ただし、車検切れの車を名義変更する場合は、車検を通してから名義変更の流れです。「忙しくて自分で手続きできない」という方のために、次の項では名義変更を代行してもらう方法を紹介します。

■忙しい人は車検業者に依頼しよう

車検を業者に依頼するのであれば、名義変更も同時に依頼しましょう。書類の準備もすべて車検業者が行いますので、時間と手間を省けます。平日の日中に時間が取りづらいサラリーマンにとっては、代行業者は非常に便利です。一つデメリットを挙げるとすれば、名義変更を代行するための費用が必要になる点です。代行業者によって費用は異なりますが、車検とは別に数千円~数万円掛かります。

車検と同時に名義変更したい人が用意する書類は何種類?

車検と同時に名義変更したい人が用意する書類は何種類?

車検と同時に名義変更をするときに使用する書類は、自分で手続きをするパターンと、代行するパターンで変わります。車検と同時に名義変更を考えている方は、以下で紹介する書類を準備しておきましょう。

■自分で名義変更を行う場合

車検とは別に、自分で名義変更を検討している方は、以下の書類を準備しましょう。

・車検証
・譲渡証明書
・新・旧オーナーの印鑑証明書
・新オーナーの車庫証明書

個人で名義変更をする場合は、車検の前に手続きを行いましょう。書類が一つでも足りないと、再度足を運ぶことになりますので、不備がないよう入念な準備が必要です。また、印鑑証明書は発行から3ヶ月以内、車庫証明書は発行から1ヶ月以内のものが必要ですので、計画的な準備をしましょう。特に車庫証明書は、警察署の窓口で申請してから、発効までに3~5日掛かりますので、余裕を持ったスケジュール調整が大切です。名義変更の費用は、移転登録手数料(印紙代)に500円、車庫証明書の取得に2,000円前後、車を使用する地域が変わる場合に、ナンバープレート代として1,500円程度掛かります。

■代行業者に依頼する場合

「車検も名義変更も業者にお願いしたい」という方は、以下の書類を準備すれば、すべての手続きを代行してくれます。

・車検証
・譲渡証明書
・新・旧オーナーの印鑑証明書
・新オーナーの車庫証明書
・新・旧オーナーの委任状

代行業者に名義変更を依頼する場合は、実印の押印がある新・旧オーナーの委任状と譲渡証明書が必要です。なにかと用意する書類が多いので、不足がないよう代行業者にしっかりと確認しましょう。名義変更の費用に関しては、個人で行う場合と変わりませんが、別途代行手数料として数千円~数万円掛かります。依頼する業者によって、代行費用は異なりますので、事前に確認しておきましょう。

軽自動車の車検と名義変更を同時に行うには?

軽自動車の車検と名義変更を同時に行うには?

軽自動車の車検と名義変更を行う流れは、普通車の場合と少し異なります。普通車の場合ですと、名義変更の手続きは陸運局で行いますが、軽自動車は軽自動車検査協会で手続きを行います。軽自動車の車検と同時に名義変更を行う場合は、以下の書類を準備しましょう。

・車検証
・新・旧オーナーの申請依頼書
・使用者の住所を証明する書類(住民票、印鑑登録証明書、マイナンバーなど)
・ナンバープレート

普通車とは違い、軽自動車の名義変更は提出する書類が少ないうえに、手数料が安いという魅力があります。軽自動車であれば、事務手数料は無料で、ナンバープレート代の1,500円程度で済みます。

■そもそも名義変更しないで車検は通る?

ここまで、車検と同時に名義変更をする方法を解説してきましたが、「そもそも名義しないと車検は通せないの?」という疑問が生まれます。結論、名義変更をしないまま車検は通せますが、さまざまなデメリットが発生します。例えば、他人名義のまま運転すると、事故や交通違反の際に、前オーナーのもとへ連絡がいきます。当然、ひき逃げ事故などの重大な事故の連絡も、前オーナーに連絡がいくので非常にリスクが高いといえます。また、自動車税の納付書も前オーナーの住所に送付されるため、気づかずに滞納してしまうリスクもあります。道路運送車両法では、車の所有者が変わる際は、15日以内に名義変更を行う定めがありますので、名義変更はすみやかに行いましょう。

まとめ

まとめ

車検と同時に名義変更を済ませれば、何度も販売店や陸運局に足を運ばなくて済みます。自分で行えば、名義変更の手続きを抑えることもできます。しかし、書類の不備や不足を考えると、車検と同時に代行してしまう方が間違いありません。手数料は掛かってしまいますが、自身がない方は業者に依頼しましょう。
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筆者プロフィール

筆者プロフィール

moto

1986年生まれ。自動車整備学校を卒業後、板金屋を経て地元の整備工場で整備士として働く。車業界歴は7年。国内外の乗用車からカスタムカーまで、様々な車を整備してきた知識と経験が強み。整備士を離れた現在は、ライターとして中古車の選び方などを中心にメディアへ出稿。週末は子供と一緒に釣りやアウトドアを楽しんでいます。

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