コロナ渦で変わる生活。自動車保険にも影響が…？

新型コロナの自動車保険への影響は？

新型コロナウイルスは、私たちの生活に大きな影響を与えました。自動車保険や車検など、車に関しても例外ではありません。では、新型コロナウイルスは自動車保険にどうような影響を与えたのでしょうか。

目次

私たちの生活を変えた新型コロナウイルス
コロナの影響は、自動車保険にも？！
まとめ
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私たちの生活を変えた新型コロナウイルス

■新型コロナウイルスとは
2020年の春ごろから、世界中で感染者を増やした新型コロナウイルス。コロナウイルス自体は風邪のウイルスの一種で、私たちにとって比較的身近にあるウイルスだといえます。ですが、これまでなかった新型のウイルスが発生すると、私たちの体にはそのウイルスに対する免疫がないため、肺炎のような重い症状を引き起こしたり命が危険にさらされたりします。近年では、2002年に中国で発生したSARSや、2012年に中東で発生したMARSなどのコロナウイルスが知られています。

■コロナ渦で生まれた「新しい生活様式」
新型コロナウイルスの流行により、私たちの生活は大きく変わりました。2020年4月には、全国に向けて「緊急事態宣言」が発令され、外出自粛や移動の自粛、お店は休業や時短営業を迫られました。緊急事態宣言の解除後も、生活が完全に元通りになったわけではありません。出かけるときはマスクを着用し、人と人との距離を空け「ソーシャルディスタンス」を確保し、こまめに手洗いやアルコール消毒をするなどの「新しい生活様式」が求められるようになりました。

コロナの影響は、自動車保険にも？！

■新型コロナの特別措置で、車検の期限などが延長された
新型コロナウイルスの感染対策により、さまざまなお店や業者が休業や時短営業を求められました。その中には、自動車の整備工場やディーラーなど、車に関するものも含まれます。
このような車関係の業者が休業や時短営業になると、「車検を受けたいのに、お店が休業している」「このままでは車検を受けられず、車検の期限が切れてしまう」ということも想定されます。それに、車検のために外出することで、新型コロナウイルスに感染するリスクも考えられます。そこで、「車検の有効期限が2020年4月の緊急事態宣言の発令日から6月30日までの車について、7月1日まで有効期限を延長する」という旨の特別措置がとられました。それに伴い、自賠責保険の有効期限についても同様に延長されています。

また、新型コロナウイルスは運転免許の更新にも影響を及ぼしています。免許センターでの人の密集を防止するため、「運転免許の期限が2020年3月13日～7月31日までの場合、申請を行えば更新期限を3ヶ月延長できる」との対応がとられました。

■自動車保険に関する特別措置も
車を運転する人の多くが加入している任意の自動車保険。新型コロナウイルスの流行を受け、各保険会社ではそれぞれ自動車保険に関する特別措置も行っているようです。

例えば、「新型コロナの濃厚接触者になり外出ができないため、自動車保険の手続きに行けない」「自動車保険の更新手続きをしたいが、窓口が営業自粛で閉まっている」など、新型コロナウイルスのせいで自動車保険の手続きや保険料の支払いができない場合もありますよね。そのようなときは、自動車保険の保険会社に申し出ることで、手続きや支払いが一定期間猶予されるとのことです。このような自動車保険の猶予措置を受けたい場合は、まずは保険会社にお問い合わせください。

■コロナ渦で自動車保険に対する意識にも変化が…
ある保険会社の調査によると、新型コロナウイルスにより人々の自動車保険に関する意識にも変化があるといいます。アンケートによると、「新型コロナの影響で自動車保険を見直そうと思った」という人は全体の約20％。そのうち多くの人が「自動車保険の保険料を減らすため、保険会社や補償内容を見直したい」と考えているとのことです。

たしかに、新型コロナウイルスの影響で収入が減ったり、マスクや消毒用アルコールなど、これまでになかった新たな出費が増えたりと、家計が苦しくなった人も多いので、自動車保険の保険料を抑えたいと考えるのも納得です。この機会に、「補償内容が今の自分に合っているか」「無駄な特約などはないか」など、自動車保険の見直しをしてみるのもよいでしょう。
ただし、保険料を安くしたいからといって必要な補償まで外してしまうのは絶対NG！事故を起こしたときにきちんと補償されず、さらに家計が苦しくなってしまっては本末転倒です。