レンタカーを利用するときも、チャイルドシートの装着を忘れずに！

■子どもの安全を守るために必要なチャイルドシート
車が急ブレーキをかけたり何かにぶつかったりしたとき、体を支えてくれるシートベルト。車に乗るときは、命を守るためシートベルトを着用することが義務づけられています。ですが、実はシートベルトは身長が140cm以上の人を対象に設計されており、子どもの小さな体にはその効果を十分に発揮することができません。
そこで、チャイルドシートの出番です。チャイルドシートは、子どもが安全に車に乗るために役立つ便利なアイテム。車に乗るときは、大人はシートベルトを、子どもはチャイルドシートを必ず使うようにしましょう。

■チャイルドシートを使わないと法律違反！
平成12年4月、子どもを車に乗せるときはチャイルドシートを使用することが道路交通法によって義務づけられるようになりました。この法律によると、病気やケガ、著しい肥満などでチャイルドシートをつけられないなどの特別な場合を除き、6歳未満の子どもはチャイルドシートを使用しなければならないとのこと。これに違反すると、違反点数1点が加算されます。

ですが、実際にはチャイルドシートをきちんとつけずに子どもを車に乗せている人もかなりいるようです。警察庁の発表によると、令和元年におけるチャイルドシートの使用率は約70％。残りの30％は、車のシートにそのまま座ったり、保護者に抱っこされて車に乗ったりするなど、チャイルドシートを使っていないというのです。

おそらく、「以前はチャイルドシートの使用義務なんてなかったんだし、チャイルドシートを使わなくても大丈夫なんじゃないか」「短距離のドライブなら、チャイルドシートを使うのも面倒だし、抱っこでよいのでは？」という軽い考えから、チャイルドシートを使用せずに子どもを車に乗せてしまっている人もいらっしゃるのでしょう。でも、実際に事故が起こると、抱っこしているだけでは子どもをしっかりと支えられず、大切な小さな命を守ることができません。チャイルドシートを使用していない場合の交通事故による子どもの死亡率は、チャイルドシートを適切に使用している場合の約11倍にもなるといいます。万が一の事態に備えて、シートベルトの使用を徹底したいですね。

レンタカーに乗るときも、お子さんの安全のためにチャイルドシートの使用は必須です。もしチャイルドシートをお持ちでない場合は、レンタカー会社で借りることもできますので、一度相談してみてくださいね。

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