過走行車買取のコツとは？10万・20万kmの過走行車を高く売るには？

日本では、10万km以上走行した車は過走行車といわれ、車買取市場の中でも価値に影響を与えるターニングポイントとなります。一般的には、高年式で、走行距離が少ない車が高価買取の条件となります。しかし、10万kmを超えた過走行車でも、「人気車種」「海外で需要のある車」「レアな車」であれば、驚くような価格帯で取引されます。特に海外では、日本車の品質の高さから、過走行でも需要があります。これは、日本の車検制度（自動車検査登録制度）が整備されていることが理由で、定期的なメンテナンスが海外需要を高めています。さらに、中古車市場での価値がゼロだとしても、車に使用している材料を再利用するための価値もあります。ボディー、ホイールの材料となる、鉄やアルミといった金属素材は、貴重な資源として再利用できるのです。このことから、10万、20万kmを超えた過走行車でも、価値がゼロにはならないと考えて良いでしょう。

■過走行車を高く車買取してもらうためにオーナーができること

10万、20万kmを超えた過走行車は、少しでも高く買取ってもらうためのコツが必要です。過走行という、中古車市場では価値が下がるネガティブイメージを払拭するため、たった一つのポイントに気をつけて、高価買取を目指しましょう。

・日常のメンテナンスを徹底する

エンジンオイルをはじめとする油脂類など、消耗品は定期的に交換しましょう。ディーラーや整備工場が推奨する、定期交換部品をこまめに交換することで、コンディションが良好な状態を保つことができます。特に過走行車は、劣化しやすいブッシュ（ゴム系部品）などの消耗が気になります。消耗品を12ヶ月点検や車検で交換すれば、10万、20万km走行しても、低走行車と変わらないコンディションを維持できます。その他に、見た目にも関わる外装の手入れも忘れてはいけません。定期的に洗車（コーティング）をすることで、クリアコートの剥がれや、塗装の劣化を軽減できます。なにより、車買取のときに「車を大切にしている」という、査定士に与える印象が変わります。

10万・20万km走った過走行車は、一見すると価値がないように感じます。しかし、車買取業者を選ぶだけで、予想以上の高価買取に期待できます。さらに、日々のメンテナンスをしっかりと行っていれば、相場より買取額が上がる可能性もあります。過走行車だからと諦めてしまう前に、車買取業者にまずは相談してみましょう。
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