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タイヤの耐用年数ってどれくらい?交換する目安を知ろう

 
タイヤの耐用年数ってどれくらい?交換する目安を知ろう

タイヤの耐用年数とは?

タイヤの耐用年数って何年くらいかご存知でしょうか。安全にドライブを楽しむために、タイヤの耐用年数について知っておきましょう。

目次

タイヤの耐用年数は何年?

タイヤの耐用年数は何年?

食品や化粧品などに消費期限があるように、タイヤにも消費期限(耐用年数)があります。では、タイヤの耐用年数は何年でしょうか。

■タイヤの耐用年数は、最長でも10年!
車に乗れば乗るほど、タイヤが消耗していくのは当然のこと。では、使用していないタイヤであれば、いつまでも劣化しないのでしょうか。
その答えは「NO」です。タイヤの原料であるゴムは、使用していなくても次第に固くなり劣化が進んでいきます。調べてみたところ、タイヤの耐用年数は最長でも10年といわれているようです。たとえ見た目は新品同様だとしても、耐用年数をこえたタイヤは性能が十分であるとはいえません。製造から10年以上経過したタイヤは、すぐに交換するようにしましょう。

■タイヤは5年間使用したら交換がおすすめ
タイヤの耐用年数は最長10年といわれていますが、普段から車を使っている場合、実際のタイヤの寿命はこれより短くなります。一般的に、タイヤは4~5年での交換が目安といわれています。4~5年使用したタイヤは早めの交換がおすすめです。もし、5年以上経過したタイヤでも「まだあまり傷んでいないからもう少し使い続けたい」という場合は、タイヤの日常点検をよりこまめに行うようにしてください。

なお、雪の降る地域では冬に「スタッドレスタイヤ」を使用することも多いと思います。スタッドレスタイヤの耐用年数はノーマルタイヤより短く、3年ほどでの交換が推奨されています。滑りやすい雪道で安全に走行するために、スタッドレスタイヤも定期的な交換をお忘れなく。

■タイヤの製造時期ってどうやって調べるの?
「自分のタイヤが耐用年数をこえていないか調べたい」「製造から4~5年で交換するっていうけれど、タイヤの製造時期ってどうすればわかるの?」と疑問の方もいらっしゃるでしょう。実は、タイヤの製造時期はタイヤの側面に書かれているんです。タイヤの側面を見てみると、さまざまな数字やアルファベットなどが書かれています。そのうち、4桁の数字で示されているのがタイヤの製造時期です。

4桁の数字のうち、前半の2桁は「週」、後半の2桁は「年」を表しています。例えば、「5019」と書かれているタイヤの場合は、2019年の50週目(12月ごろ)に製造されたタイヤということになります。ぜひみなさんも、ご自分のタイヤの製造時期を調べてみてくださいね。

耐用年数にかかわらず、こんなタイヤは交換が必要です!

耐用年数にかかわらず、こんなタイヤは交換が必要です!

「タイヤは4~5年程度で交換が必要」とのことでしたが、それはあくまで平均的な使い方をした場合のこと。車の使い方によってはもっと早くタイヤが消耗することもあります。消耗の激しいタイヤは、耐用年数にかかわらず交換が必要です。ここで、タイヤの交換時期を知るためにチェックすべきポイントについてみていきましょう。

■タイヤの溝が浅いタイヤは注意!
タイヤの消耗がよくわかる部分といえば、タイヤの「溝」です。タイヤの表面には多数の凹凸がありますが、走行しているうちに擦り減って、次第に溝が浅くなっていきます。タイヤの溝が浅くなると、道路をしっかりと掴めず、滑りやすくなるので危険です。タイヤの溝が4mm以下になったら、耐用年数にかかわらず交換するようにしましょう。

■傷やひび割れのあるタイヤは破裂する危険性も!
タイヤに傷やひび割れがあるときも、タイヤの交換が必要です。傷やひび割れがあるタイヤで走行を続けると、ドライブ中にタイヤが破裂するおそれがあります。定期的にタイヤの表面をチェックして、傷などがあればすぐに交換するようにしてください。

タイヤの寿命をのばすためにできること

タイヤの寿命をのばすためにできること

■紫外線を避けて保管する
タイヤの原料であるゴムは、紫外線によって劣化するという性質があります。そのため、屋外に駐車している車と車庫に入れて保管している車では、タイヤの劣化スピードに差があります。タイヤの劣化をできるだけ抑えたいなら、車を車庫に入れるなど紫外線を避けて保管するとよいでしょう。

■適正な空気圧をキープ
空気圧もタイヤの寿命にかかわっています。空気圧が適切でない状態で走行すると、タイヤが偏った擦り減り方をしてしまうのだとか。タイヤの寿命をのばすためにも、空気圧をこまめにチェックするようにしましょう。

■定期的にタイヤをローテーション
一般的な自家用車には4本のタイヤがついていますが、装着している位置によってタイヤの擦り減り方は多少異なるもの。「気づけば、車の右側のタイヤだけ極端に消耗している…」なんてこともあるでしょう。このような偏ったすり減り方を防ぐには、タイヤのローテーションが効果的。走行距離5000kmごとにタイヤの位置を変えて、タイヤの偏った擦り減りを防止し、寿命をのばしましょう。

まとめ

まとめ

タイヤの耐用年数は最長で10年ほどですが、一般的には4~5年での交換が推奨されています。また、耐用年数にかかわらず、傷やひび割れができたり溝が浅くなったりしたタイヤは、速やかに交換するようにしましょう。

タイヤに関するご相談は、こちらからどうぞ。  

筆者プロフィール

筆者プロフィール

imarina

ライター。1987年生まれ。広島大学教育学部卒業後、教育現場で勤務しながらフリーライターとして旅行、暮らしなどに関する執筆を手がける。
趣味は旅行とアウトドア。現在の愛車は、トヨタ・パッソ。

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