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釘を踏んでタイヤがパンク!とるべき対処法と修理方法

 
釘を踏んでタイヤがパンク!とるべき対処法と修理方法

タイヤに釘が刺さったときの対処法と修理方法を解説

釘などの鋭利なものを踏んでしまう際に起こるタイヤのパンクですが、パンク発生時の対処法を知らない方も多いのではないでしょうか?タイヤに釘が刺さったまま走行してしまうと、思わぬ大事故に繋がりかねません。本記事を参考に、処置方法をご理解いただき、不測の事態に備えておきましょう。

目次

釘を踏んでタイヤがパンクしたときの対処法

釘を踏んでタイヤがパンクしたときの対処法

走行中に「カチカチ」とタイヤから音がする場合は、タイヤに釘が刺さっている可能性があります。もしタイヤに釘が刺さってしまっている場合は、無理に自分で抜こうとするのではなく、最寄りのガソリンスタンドやカー用品店でパンク修理してもらいましょう。その場で釘を抜いてしまうと、一気にタイヤから空気が抜けて走行不能になってしまいます。

空気がまだ抜けていないようであれば、そのまま自走できます。完全にタイヤの空気が抜け切っていたり、「シューシュー」とエア漏れをしている状態であれば、スペアタイヤと交換する必要があります。

タイヤに釘が刺さったときの修理方法

タイヤに釘が刺さったときの修理方法

タイヤに釘が刺さってパンクしてしまったときの修理方法は、「外側から修理する方法」と「タイヤを外して内側から修理する方法」の2パターンあります。釘が刺さった場所や程度によって修理方法が異なります。詳しい修理方法は以下の通りです。

【外面修理】

タイヤのトレッド面(地面に設置する面)に釘が刺さっている場合、すぐに修理してもらいたい場合は、素早く対応してもらえるガソリンスタンドがおすすめです。なお、釘が刺さっている外面修理の作業時間は1本あたり20~30分程度となります。

【内面修理】

穴が大きい場合やショルダー部(接面の外側)に近い場合は、タイヤを外して内側から修理する必要があります。内面修理はホイールからタイヤを外す作業が発生するため、作業時間も1時間程度と長くなります。値段もその分割高になりますが、特殊な修理剤を使用して内部処理を施すためより確実な修理が期待できます。

釘が刺さった場所によってはタイヤ交換が必要

釘が刺さった場所によってはタイヤ交換が必要

パンクの修理方法をご理解いただけたかと思いますが、釘の刺さっている場所によっては修理不可となってしまいます。先ほど解説したパンク修理が可能なケースは、タイヤが地面に設置しているトレッド面のみとなります。それ以外のパンクは新品同様の耐久性がないため、修理ができないのです。当然のことながら、タイヤがバースト(破裂)している場合も修理はできませんので、即時タイヤ交換が必要になります。

【修理不可能なケース】

・タイヤのサイドウォール(側面)に釘が刺さっている
・タイヤのショルダー(タイヤ接地面の外側)に釘が刺さっている
・タイヤのビード(ホイールとの接合部)に釘が刺さっている
・タイヤがバースト(破裂)している
・パンクした状態で走行して変形しているタイヤ

このようなケースでは、修理ではなくタイヤ交換が必要になってしまいます。タイヤに釘が刺さってエア漏れしている状態であれば、そのまま走行するのではなく、スペアタイヤに交換してから修理に持ち込みましょう。パンクしたまま走行すると、変形して修理不可になってしまうだけでなく、走行に支障をきたして思わぬ事故に遭遇してしまう可能性が高くなります。

まとめ

まとめ

長年車に乗っていれば、一度はタイヤに釘が刺さってパンクする経験をしてしまう可能性があります。本記事でご紹介してきたように、釘が刺さった場所によって修理方法や対処法が変わってきます。釘が刺さっていることに気づいた場合、どうしてもすぐに抜いてしまいたい気持ちになります。しかし、事態を悪化させてしまう可能性が高いため、焦って抜こうとせずに最寄りのガソリンスタンドなどに修理を依頼しましょう。全国各地のコスモサービスステーションでは、パンク修理やタイヤに関する悩みを気軽に相談できますので、是非とも利用してみてください。

タイヤに関するご相談は、こちらからどうぞ。  

筆者プロフィール

筆者プロフィール

moto

1986年生まれ。自動車整備学校を卒業後、板金屋を経て地元の整備工場で整備士として働く。車業界歴は7年。国内外の乗用車からカスタムカーまで、様々な車を整備してきた知識と経験が強み。整備士を離れた現在は、ライターとして中古車の選び方などを中心にメディアへ出稿。週末は子供と一緒に釣りやアウトドアを楽しんでいます。

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